当記事をご覧いただきありがとうございます。
Arsia Music School横浜教室講師の佐藤です。
今回は佐賀県発のエフェクターブランド「SEA SIDE SOUND」さんのエフェクター5機種をレビューしていきます。
それでは早速やっていきましょう!
1.Distortion BALOR(バロール)
まずはブルーのカラーリングが特徴的な「BALOR」。
こちらはディストーションですね。
スタックアンプのような立体感があるサウンドで、深く歪ませても音の輪郭が失われにくい印象でした。
JC-120をはじめとするトランジスタアンプで歪みを作ることに苦労している方にもオススメできます。
DRIVEツマミを絞ってオーバードライブとしても使用できるようですので、万能で使い勝手がいいと思います。
個人的には、ギター側のヴォリュームを絞ったフロントシングルのクランチサウンドも使いやすいと感じました。
2.OverDrive Iblis(イブリス)
赤いボディの「Iblis」はいわゆるTS系のオーバードライブで、ブルース等を弾きたくなりますね(笑)
僕自身はBALORや後述のVALIほど幅広く使える歪みには感じませんでしたが、ハマると一番強いのはこのIblisでしょう!
筐体上部のスイッチでTSモード・ダンブルモード・MSモードとダイオードのクリップを選択できるのも特徴です。
TS系のペダルですので、単体としてだけではなくブースターとしての使用もアリだと思います。
DRIVEツマミを絞り気味で掛けっぱなしにして細かな調整はギター側のコントロールで行う、なんていうのもなかなか好印象でした。
ブルースのセッションなどは、このIblisを1台ギターケースに入れて持参すればバッチリですね!
3.CleanOverDrive VALI(ヴァーリ)
艶やかな歪みが特徴の「VALI」は、グリーンカラーのオーバードライブとなっています。
ピッキングのダイナミクスやニュアンスを素直に出力してくれるのがポイントですね。
このペダルのトーンコントロールはHIGH・LOWの2系統となっており、より細かな音作りが可能です。
メインのオーバードライブ系の歪みとして、DRIVEツマミを絞って他の歪みのブースターとして、、様々な用途において活躍するでしょう。
掛けっぱなしでバッファー的に使ってもサウンドに艶と適度なコンプレッション感が出て気持ちがよかったです。
前述のIblisと比較すると、こちらはよりワイドレンジで優等生な印象です。
4.Clean Booster Orobas(オロバス)
続いてはクリーンブースターの「Orobas」です。
音色に大きな味付けをすることなくヴォリュームをプッシュしてくれます。
このブースターはLEVELツマミをゼロにすると音量もゼロにできるので、マスターヴォリューム的な使い方も可能なのが面白いですね。
ソロ演奏時のヴォリュームアップや出力差があるギターの持ち替え時におけるバランス調整、キルスイッチとして……など色々な局面で役立ちます。
筐体内部のGAINコントロールも合わせてお好みにカスタマイズするといいと思います。
小さいボディですので、軽量かつボード内のスペースを圧迫しないのもポイント高いです!
5.Analog Delay StorkDelay(ストークディレイ)
最後の「StorkDelay」は歪み系ではなく空間系、2チャンネル仕様のアナログディレイです。
ディレイタイム(DELAYツマミ)を各チャンネルにおいて個別で設定できます。
ですので、例えばロカビリー系でよく使うショートディレイからハードロック系のロングディレイまでをコレ1台でカバーできる感じです!
ライヴ等でこれをこなすには設定の異なるディレイを2台併用したりするのですが、StorkDelayさえ持っていればそんな問題も解決します。
そうすれば、結果的にお財布にも優しい(笑)
サウンドもアナログ特有の暖かみある質感で使いやすく、”本番を想定したディレイ”という印象を強く受けました。
いかがでしたでしょうか?
レビューさせていただいた感想としましては、まず全体的に使いやすく、実戦向きなものが多かった印象です。
デザインもグッドですね!
そして、昨今のコンパクトエフェクターとしては比較的リーズナブルな点も素晴らしいと感じました。
皆さまもぜひ一度お手に取って、そのサウンドを体感してみてください!
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
販売店の情報等につきましては、SEA SIDE SOUNDさんのTwitter(@iwbddm)などからご確認ください。
また、当スクールの横浜教室におきましても取り扱いをさせていただいております。
SEASIDESOUNDさんの通販サイト:https://seasidesound.thebase.in/
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